【S2、S17使用構築】壁ノーウェポンバトンバシャ構築
この構築は以前XY時代シーズン2において最高レート2058まで登り詰めたもので、シーズン17において全くと言って勝てなくなったのを機に掘り起こして再び使用することになりました。
実際は最高レート18台までしか行かず、対戦数も100戦に届かずあまり数をこなせていなかったのですが、勝率は安定して7割を超えていたので、時間とメンタルの強ささえあれば2000に届いていたのではないかと思われます。(←言い訳)
ともあれ、orasシーズンも終了してしまい、次からは新たにサンムーン時代の幕開けとなるので、自分の中での構築のまとめも兼ねて今回使用した構築を紹介しようと思います。
以下PT紹介
ニャオニクス@光の粘土
図太いH252B252D4
リフレクター/光の壁/トリック/欠伸
壁張り要員。基本的に初手で選出します。相手が物理型か特殊型か分からない場合、主にリザードンやギルガルドに対しては光の壁から入ります。理想的な立ち回りは両壁を張り、欠伸を打つと同時にこちら側が瀕死になることです。そうすると相手に欠伸が入った状態でこちらのバシャが無償降臨することができ、安全に起点にすることができます。相手の火力不足でこちらのニャオニクスが倒れなかったとしても、相手に交代を強いることができるのでバシャの無償降臨がしやすくなり、もし仮に相手が突っ張ってきた場合でも次のターンに眠るのでそこから積みの起点にすることが可能です。
欠伸 is god!!
残り1枠のトリックについてですが、ここは神秘の守り、甘えるなどから選択になると思われますが、個人的にはトリックが一番使いやすかったです。と言うのも2つ理由があり、まず一つが拘りトリックに強くなれるということです。初ターン壁を張り、相手が拘りトリックをしてきた場合、こちらはもう一度動けるので、相手が攻撃してきたところを拘りトリック仕返して相手を縛ることができます。もうひとつはラム持ちに対して強くなれる点です。最近はラムガモスやラムガブ、瞑想ねむカゴスイクンが割と多く、壁を張る間に蝶舞や剣舞、瞑想をガン積みしてくることが多いです。そのときは欠伸で流そうとしても無理なので、欠伸を打ったターンの次にトリックして相手のラムやカゴを奪い取ることで強引に眠らせることができます。
この構築の勝率を左右するポケモン。
バシャーモ@弱点保険
陽気H252B76S180
身代わり/吠える/ビルドアップ/バトンタッチ
驚異のノーウェポンバシャ。以前は飛び膝やフレドラ、アロー意識の岩雪崩やエルフーン意識の毒突きなど、ワンウェポンバシャを使っていたのですが、この型に集結しました。調整は1加速で130族抜き抜き調整、鉢巻ガブの地震を壁込みで確定耐え、アローの鉢巻きブレバも勿論耐えます。特殊方面はゲッコウガの珠ハイドロポンプを壁込みで確定耐え。
技構成に関してですが、まず守るではなく身代わりを入れています。通常のバシャのように上から殴って火力で押していくわけではなく、いかに壁が残っている間に積んでバトンまでつなげられるかが勝負になります。勿論守るがほしい場面も無いことはないですが、やはり壁バトンバシャに対して要求されるのはいかに速く積めるか、そしていかに急所被弾を回避できるかになります。身代わりは急所被弾を回避でき、更にビルドを1~2回積んでいれば物理アタッカーの攻撃を身代わりが確定耐えすることもあり、安全に、そして確実にバトンすることができます。(バトンは身代わりを引き継ぐのでバトン先で身代わりが残ります)そしてさらにバシャに対して飛んでくる電磁波などの状態異常技に対して強くなり、クレセやガッサ対面で身代わることで起点にすることができます。(ポイヒガッサだった場合相手が身代わりを壊せないのでガン積みできます)
そしてこのバシャの強みである吠えるについて。これがあることでスイクンカバムドーを"先制"で流すことができます。バトンパの天敵である吠える持ちに強くなれるのは強いですね。さらにアローバシャ対面でも、相手がどんな型のアローであろうと吠えることでブレバを打たれるかどうかにかかわらず流すことができます。吠えるがない場合ブレバ被弾弱保発動読みバトンタッチをするしかなく、加速できない状況になってしまうので、吠えるが生きる場面はとても多かったように感じます。
意地っ張りH116A252S140
いわゆるHAガルーラ。Sラインは1加速で130族抜き抜き調整。相手のパーティー次第ではバトンせずとも単騎で殲滅することができるほどのポテンシャルを持っています。メタモン意識で八つ当たりの方が良いのでは?というご指摘をいただいたことがありますが、ドレインパンチがある時点でお察しなので恩返し。不意打ちを搭載すればアローを上から殴れると言うとても気持ちいいことができるのですが、そうするとクレセに有効打が無く、電磁波を入れられて終わりということと、アローに対しては不意打ちスカされて鬼火食らったら元も子もないので噛み砕く。ビルド積んだ状態でバトンすることがほとんどなので余りにも超耐久過ぎてガッサのマッパが痛くないです。ナットレイとかはドレパン打つことでゴツメダメをごまかすことができます。火力ラインはA3↑噛み砕くでクレセ確1。
メガへラクロス
意地っ張りH196A252S60
ミサイル針/種マシンガン/ロックブラスト/地震
インファイトを持っていない以外は普通のメガヘラ。メガ後2加速で130族抜き調整。インファ打つとせっかくの耐久が下がり、先制連打で倒されかねないのと、ガルドに対して打点を持たないといけないと思ったので地震。伝説を除いて全ポケモンNo.1の攻撃力なのでビルド1積みバトンだけで相手をフルボッコにできることも多かった。相手にアローがいないときは基本的にバトン先でメガヘラを選ぶことが多かった。ガルーラを止めに来るゴツメ持ちにへラがぶっささっていて裏選出したとき単騎でも激強でした。
バンギラス@拘りスカーフ
臆病A4C252S252
悪の波動/冷凍ビーム/大文字/ストーンエッジ
裏選出要員。化身ボルトが圧倒的につらかったので採用しました。一応エッジで無振り化身ボルトを確1とれるのですが最近はHBお盆ボルトが蔓延しているせいでエッジ打つかは微妙なところ。初手ガブが投げられることも多かったので冷凍ビームで上から殴って倒します。基本的に初手に投げて相手に負担をかけていく係でした。
ギルガルド@拘り眼鏡
控えめH236C252S20
シャドーボール/ラスターカノン/破壊光線/寝言
恐らくバシャに次ぐ地雷枠。Sに少し裂いているのでガルドミラーで上から確実に落とすことができます。瞑想ニンフィアも1回積んだ程度じゃ受かりません。ピクシーにも当てれば勝てます。鬼火ミトムとかが重かったのでH振りをいい乱数で落とせる破壊光線。メガリザX対面でノータイム破壊光線して竜舞したリザを落としました。有利対面作れたら受け出しを許さない火力で確実に1匹持って行けて不利対面でもキンシがあると思っている相手に択ゲーを仕掛けられる偉い奴です。寝言は猫の手胞子などの催眠対策です。(他に入れる技がなかった)
【基本選出】
・ニャオバシャ+ガルorヘラ
立ち回りは基本的に壁張ってバシャで積んでバトンして全抜きします。このときバトン先と相手のパーティーを見ながらバシャでビルドを積む回数をあらかじめ決めておきましょう。バシャでの無駄な居座りは相手が急所を当てる確率を上げると同時にこちらの負け筋にしかなりません。バシャに一発で急所当てられたら台パンするか相手のエイム力褒め称えるかポケパルレしましょう。
【裏選出】
・バンギガルド+ガルorヘラ
バンギかガルドを初手に投げて相手を1体削り、裏のメガガルかメガヘラで全抜きを狙います。 初手に出てくるポケモンは大体悪戯心挑発持ちや、スカトリなどで縛ってくるポケモン、ガブなどの積んでくるポケモンが大半なのでバンギを投げることで優位に試合を動かすことができます。
・バンギバシャ+ガルorヘラ
壁なしでもバシャが起点にできそうな耐久ポケモン(クレセなど)がいるが、ボルトなどの悪戯心挑発持ちがいる、しかし上記の裏選出でもきつそうだと思われる場合、この選出をします。初手バンギをボルトに合わせ、あわよくばボルトを倒して裏から出てくる耐久ポケなどを起点にバシャが積んでバトンします。壁がない分ガン積みすることはできませんが1加速1積みだけで崩壊させることもできなくはないので一縷の望みを託す程度の選出択です。壁を張らない分相手が普通のアタッカーバシャだと誤認してくれると勝ち筋が生まれます。
最後に…
S17で結果を残せなかったのが悔しいですが、S2から約2年半経っており、中々バトンパが生きにくい環境になってしまったことを痛感しました。特に化身ボルトが多すぎますね、対面厨パの影響なのでしょうが。私自身受験勉強などで2年以上ポケモン離れをしていたので種族値や耐久ライン、Sラインなどきれいさっぱり忘れてしまったのですが、それでも頑張ってS17で勝率7割は維持できていて1800は超えることができたのでまあ良かったのではないかと個人的には満足しています。